いまさら聞けない? 譜面制作よもやま話 【第七回】

2016.03.31[木] 11:00

 

はいほーーーー!
お久しぶりです、譜面ジャーのくぼけんPです。

時代は春。長らくの眠りから目を覚まし、
今また、譜面の夜明けがやってクルッ!(HS当社比 4.0の勢いで)

久しぶりに譜面ジャー紹介いってみよー、
それでは「まりも」くん、ヤッチマイナー!

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みなさんこんにちは!
はじめましての方は、はじめまして!
弾幕さえあればご飯何杯でもいけちゃう、
太鼓チーム新人譜面ジャー、まりも研究所です。
まりものことは、あまり詳しくありません。

太鼓チームでは、主にアーケード向けの企画を担当しています。
まだまだ見習いレベルですが、がんばってますよ!


【まりも研究所 編】

・基本プロフィール
  →太鼓チーム加入:2015年 (太鼓の達人 ムラサキVer.)
  →譜面制作数:15曲くらい
  →演奏スキル:ドコドコする方は☆10の簡単なのまでなら、
         カチカチする方は☆10の激しいの以外なら
         クリアできる程度の能力

・譜面の特徴
  →おにの☆8~9あたりをよく担当します
  →2打、4打の偶数打フレーズが多め
  →曲の音程の上下感に合わせドンカツの上げ下げをシンクロさせることが多い

・譜面制作時の心意気
  →手の動かし方を常に意識する
  →攻略しがいのある要素を入れる(≠難しくする)
  →「ゲームの1ステージを作る」という考えを強く持つ

・担当した譜面
以下に紹介する曲すべて、全コースの譜面制作を担当しておりますが、
特に断りがない限り、話題はすべておに譜面の内容になります。
  (裏譜面のある曲は裏譜面の内容がメインです)

「色は匂へど 散りぬるを」
「幻想のサテライト」
「Endless Seeker」

  この3曲は、私が太鼓チームに加入する以前に、
  縁あって譜面制作に関わらせてもらったものです。
  私がベースとなる譜面を作成した後、
  他の譜面ジャーの方々によってブラッシュアップが行われ、
  現在の完成形となりました。

  「色は匂へど 散りぬるを」と「幻想のサテライト」は、エトウ氏との共作、
  「Endless Seeker」は、しか@に~さん氏との共作です。

  そういえば、このころは私はまだ名前を明かしておらず、
  「譜面ジャーX」と呼ばれていましたね。

「深緋の心臓 ‐SCARLET HEART‐」

  太鼓チーム加入後、はじめて単独で制作した譜面です。
  基本に忠実に、ドコドコ叩けて素直に楽しい譜面に仕上げてみました。
  ドンが多く譜面が赤いのも、コンボ数が悪魔の数字なのも、すべて必然です。
  スカーレットデビルですからね!

「ウルトラマンX」

  次に担当したのが、自身初の裏あり&☆10に挑戦したこちらの曲です。
  そして、ウルトラマンはみんなのヒーローなので、誰もが楽しめるようにと、
  「かんたんから順に ☆1、3、5、7、10の、最大幅の難易度設定」
  という試みへの挑戦でもありました。

  まだ譜面制作に慣れておらず、またスケジュールも厳しかったので、
  この裏譜面はとても苦労しましたが、それでも、
  「テクニカルな要素をふんだんに盛り込んだ、真っ向から攻略しがいのある譜面」
  というコンセプトを楽しんでもらえる形になったんじゃないかなと思います。
  一見複雑で無理そうに思える難所も、手の動かし方を考えてみたり、
  フレーズの区切り方を見出してみると意外といけるはずですので、
  じっくり腰を据えて譜面を研究し攻略してみてください!

  そうそう、裏譜面の話ばかりでしたが、表譜面の最後の高速音符について。
  あれは、ウルトラマンが戦いを終えて、
  最後に「シュワッチ!」と空へ飛んでいく光景をイメージしているのです。
  いやー、伝わりづらい上にわかりづらいですねえ……。

「ラピスラズリ」

  曲のイメージである「青」から、カツの使い方に気を使った譜面です。
  それだけを聞くと、カツを多用しているようにも思えますが、
  実際にはそれほど使っていません(イントロ除く)。
  多用するのではなく、カツの配置が印象的なフレーズを要所に入れることで、
  カツ成分を引き立たせるといったことをしてみたのですが、どうでしょう?

「DAY×DAY」

  私の作った譜面の中では珍しく、かなりボーカルに寄せた仕上がりになってます。
  サビはリズム合わせも楽しそうだったので少し迷いましたが、
  最終的にはボーカルの力強さに沿う形で合わせてみました。

  ところで、
  16分音符のフレーズって、当たり判定が小さい自機なら、
  間を抜けられそうな見た目をしていると思いませんか?
  24分音符は、ちょっと……精密操作が必要そうですね……。
  譜面を作るとき、私はそんなことばかり考えております。
  そんな私へのはげましのお便りはこちらから→↑←↓

「熱情のスペクトラム」

  両手を左右交互に動かす叩き方でプレイする人にとっては、
  フレーズの手前にある単音の数が偶数か奇数か、もしくはゼロかで、
  フレーズに利き手から入るか、逆手から入るかが変化しますよね。
  そのため、同じドンカツ組み合わせのフレーズでも、
  前後の音符の配置によって難しさや印象が変わってくると思います。
  この譜面は、フレーズは単純なものばかりなのですが、
  単音とフレーズの配置関係のちょっとしたヒネりが
  アクセントになっている仕上がりになっています。
  プレイする際は惑わされないように気をつけてみてください。

「アシタノヒカリ」

  いままでに制作した中では一番のお気に入り譜面です。
  テンポ抑えめで偶数打のフレーズが飛び交う譜面とか、たまらんですね……。

  この譜面ではドンとカツの役割の違いがわりとはっきりとしていて、
  その役割が曲の進行とともに次第に変化していくさまが、
  とてもシステマチックで興味深い仕上がりになっていると思います。
  気になる人はオート演奏などでドンだけ/カツだけを
  注意して聴いてみると面白いかもしれませんが、
  例によって伝わりづらい上にわかりづらいかもしれません。

「Hello,world!」

  こちらもかなりのお気に入り譜面です。
  これくらいの難易度の譜面を気に入りやすいのかもしれません。
  特にサビの「カカドドカカドド……」のところが最高ですね!

  ところで、終盤の連打音符が続くところですが、
  「連打(大)」→「連打」と来ているので、
  その次は「風船音符」ではなく「連打(小)」を置きたかったのです、本当は。
  以前どこかで見た気がしたので、どこかに落ちてないかと探してはみたのですが、
  結局見つかりませんでした。
  でも、あったところで「連打(小)」ってどうやって叩けばいいのでしょうか?
  我々はもう一度考え直すべきです。皆さんにもわかっているはずだ。

「明星ロケット」

  全体としてはシンプルな配置で曲の勢いの良さに素直にノれる感じにしつつ、
  味付けとして、逆手入りを迫られるいやらしいフレーズを要所に盛り込んでます。
  気をつけなければいけないポイントがとてもはっきりしているので、
  そういう意味では攻略しやすい譜面だと思います。

「Scream out! ‐ 達人Edit. ‐」

  同じ原曲つながりということで、
  「ケロ⑨destiny」から譜面を一部引用してみました。
  イントロのところですね。
  裏譜面が一番わかりやすいかと思いますが、実は全コース引用しているんですよ。
  曲に合うように調整しているので、丸々一緒ではないですけれど。

  表譜面はスタンダードなノリに、
  裏譜面は蛙の気分になってぴょこぴょこハネられるようなノリにしてみました。
  ハレの裏、ケの表といったところでしょうか。

「ANTI‐HERO」

  全体的にタイミングの取りづらい配置。
  中盤の徐々にスローになるピアノに合わせて叩く難所。
  そして連打系の音符は一切なし。
  つまりは、いかに正確に叩き切れるかを目標にしてもらいたい、
  もっと言うと、「ドンダフルコンボ」をひとつの大きな目標にしてもらいたい、
  というコンセプトのもとに制作したのがこの裏譜面です。
  ドンダフルコンボマニアの方は、ぜひ挑戦してみてください!

  え? ばいそく?
  ん~!? なんのことかなフフフ……。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます!

譜面ジャーとしてまだまだこれからといった感じですが、
日々精進しつつ、みなさんが楽しめるような譜面を、
そしてたまにマニアックで攻略しがいのある譜面も
作っていけたらいいなーと思っています。

そうそう、今回は紙面の都合上割愛しますが、
以下の曲の譜面も担当しております。

「New World」
「XY&Z」
「私立高天原学園高校・校歌」

これらの譜面に関してのよもやま話は、またの機会にできれば!
それでは、いつかまたどこかで!

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濃ゆい~~~~~~~~!
皆さん、まりもさんの譜面愛の深さはいかがでしたでしょうか?

確かな演奏の腕前と、精密なロジックに裏打ちされた
攻略しがいのある譜面作りが特徴ですね。

新人譜面ジャーどんどん増えてます、育ってます。
これからも、わんだほーでびゅーりほーな譜面をお届けしていきますよー!

それではまた、オーディオライス!(くぼけん)

[カテゴリ:太鼓チームより]