右から来たミカを左へ受け流す話

2009.06.04[木] 11:00

 

みなさんこんにちは!狩猟笛が無くなって残念な太鼓チームのタカハシです。
今回のブログタイトルに似た名前のアノ歌、
以前「太鼓の達人」シリーズに収録しようとしたことがありました。
もう2年も前のことなんですね。入れてたら人気は出たのだろうか。。。


さて今回はミカシリーズ楽曲紹介第3弾、「スクロール・ミカ」のご紹介です!







4.第3弾『スクロール・ミカ』


【概要】
こんにちマ。
第3弾『スクロール・ミカ』でございます。
前回の『ねこくじら』解説で力を使い果たしてしまったので以降簡素になっていきます(ばくほし)。




【コンセプト】
昔GBAの『クロノアヒーローズ 伝説のスターメダル』を担当した時、
楽曲や効果音でPSG(注1)を駆使していたわけですが、その時
「PSGをバックにそのまま歌を乗せても面白いかな。パート数も少なくて楽そう。
とおぼろげながらに思ってました。
その1年後、ちょうど「ファミリーコンピュータ誕生20周年」で世間も盛り上がっていたので、
いい機会とばかりに取り掛かるのでした。




【仕込み】
GBAの開発ツールがまだ席にあったのでそれを使えばまさに「本物」の音になるのですが、
バレたら確実に怒られるので、手持ちのシンセ等からそれ風の音色をこしらえました。
また、それっぽさ出すために実機と同じように
「パルス波2声+三角波1声+ノイズ1声+PCM1声」の制限を設けてセッティングしました(注2)。
あとは好き勝手に鳴らせばOK。
普段は演奏とかを考慮してフレーズを作りますが今回は完全フリーダム。楽チン!




【楽曲】
前回の『ねこくじら』は四拍子で変拍子に聞こえるよう頑張ったもののやはり限界があったので、
今回は腹をくくって素直に変拍子を使います(注3)。
いかにもゲームっぽく山有り谷有りな感じにしたいなぁと
色々盛り込んでいたら2分半を超える長さになってました。
そして作詞担当のスミス氏はつぶやくのです。


 「曲が長くて言葉埋めるの大変なんですが・・・。」




【曲名】
毎回曲名決めが後回しになって
 「曲選択画面の看板作るから早く決めてください」と急かされてから考えるわけですが(迷惑)、
今回も例に漏れずそうなりまして
 「急いで決めましょう。ていうか今」といった感じで急遽企画屋と曲名決め打ち合わせを開催。
色々案が出るもなかなかピンと来るのがないなぁと煮詰まって来たところで、オダD(注4)が
 「ミカのドット絵がショルダーバッグでバッサバッサと敵をなぎ倒していくビジュアルが浮かびました。
  横スクロールのアクションゲームです」と発言。


 「ミカの横スクロールアクションゲーム・・・ミカがスクロール・・・スクロール・ミカ!」


めでたく決定。ミカ氏に未確認で決定。
自分の名前が曲名に組み込まれているのに、
しばらく知らされなかったというのも今考えてみればヒドイ話です(注5)。
でも、この曲から「ミカ曲」という呼称が始まったようで、
シリーズ化を印象付けるのに一役買ったのではないでしょうか(と開き直る)。




【まとめ】
今、書いた文章量の比較をしたところ、この曲は曲名がキーになっていることがわかりました。
曲自体はすんなりできちゃったからなぁ・・・。やはり苦労してこその想い出ですね。
苦労は買ってでもしろと。(どんなまとめだ)










(注1)
 Programmable Sound Generator。広義にピコピコ系の音がでる音源を指します。
 小学生の頃PC-6001mk2のPSGで音楽を奏でたことがコンピューターミュージックへの入り口でした。


(注2)
 ファミリーコンピュータのPSGにパン(左右)が拡張されたような状態です。


(注3)
 変拍子は「素直に」使うものではないとスミス氏にツッコまれた。


(注4)
 当時のメインディレクター。この人の突拍子もない発想で方向付けされた楽曲は多い。


(注5)
 ミカ氏は別チームに移籍していて近くにいなかった為、すっかり連絡を忘れてました。

[カテゴリ:ミカシリーズ]