2000シリーズ:Ekiben2000(楽曲編)

2008.08.07[木] 13:00

 

第10回 間違ってるぜマイメン!『EkiBEN2000』に抗議殺到?<まだ殺到してない 2007.10




あれから半年。
ちょっくら宇宙に出てきて戦ってきて帰ってきました(注1)。
LindaAI-CUEです
ケチャドン状態すぎて先ほどタカハシさんに軽くたしなめられ後頭部がズキズキです。
さて、只今から今年度青物横丁系ヒップポップ界最大の問題作について語るわけですが
オモシロそうな題材(特に歌詞)はとっくに曲中に放り込んじゃってるので書くことがありません。
ちゅーか一度書いてみたのですがあまりに只のあらすじだったので原稿を破り捨てました。
んー、間違ってる!
そう、
この曲はいろんな間違ってるが積み重なった「間違いだらけの1曲」なのです。
というわけで、以下はその間違ってるドキュメント抜粋。
Don't miss it ! <無理してる表現。








【そもそも間違ってる】
「そろそろ看板タレントの出番ですね」
「そうですね」
そして阻止すらされませんでした。


そういうわけで同ジャンルで2曲続けて作らないなどと勝手なオレ基準を掲げてたLindaAI-CUEでしたが、
その悪影響で煮詰まってしまい、ただ打ち合わせ(バカ話)を繰り返してたのがこの時期。
そんなある日、マスブチさんが持ってきた天才外国人(注2)のアルバムが
サウンド担当者界隈でスマッシュヒット。
そこからラップ面白そうという機運がにわかに高まり、
そこにかねてよりの懸案だった「リンくん(黄ダルマ)をフィーチャーしよう」というネタが合流して
「それならオモシロチャイニーズが無理矢理ラップで語ってどうでしょう」という
そうとう頭の悪い企画が動き出したのです。
そのうえ芸名も本人の承諾ナシに『MC Linn』(注3)と決め、
それこそ呆れ顔のタカハシさんを横目に製作開始とあいなったわけですが…。




【いまさらラップが間違ってる】
「韻(いん)とかライムとかなんにも無いですね」
「いやはや弁解できないですね」
いちから漢詩の勉強をやり直すべきです。


いわゆるラップ(ヒップポップ)が日本で紹介され始めた1980年代中盤ならともかく、
いまや日本語でもラップ行末で韻を踏むのは基礎中の基礎。
いっぽう、LindaAI-CUEが書き上げたラップらしきものは
「いま作者が経験したり感じたりしてることを反映させたもの」ではあっても文法的にまるっきしアウト…、
そしていちばん困ったことに周囲にはラップに明るい人員がおらず、
問題はスルーされてしまったのでした。
「いじめ?」というくらいおかしな歌詞を強引に歌わされたMC Linnはさぞかしタイヘンだったと思います。
いやぁ…正直、「言葉のオモシロさでリズムを攪乱するつもりだな?」と
挑戦者諸氏が面白がってくれたなら
いち製作者としては嬉しいというかニヤリんぐですってことで。




【やばいことにトラックメイクも間違ってる】
「やぁ、いつもの2000シリーズですね」
「やんわりトドメを刺さないでください」
やめとけばよかったかもしれません。


やり方を工夫するとか謙虚に勉強してトラックだけでもヒップポップ風に聴かせるべきかとも思いましたが
やはりあるいは案の定、
作ったモノは兎に角どう譜面が作られてもアリだと思えるような細かい音の羅列。
やんでるというか、自分でもバカじゃないかと思うくらい
「なにかしら音が入ってるように」と入れてました。
やっぱうまくいかなかったなぁ…と中でも思うのは頭サビ後から入る
「しゅた、たたた…」と入るリズム系の音。
「やや?これはKraftwerk気どり(注4)かよ?」というような反響でもあればいいなぁと思ってたのですが
やあ…今回は全面的にMC Linnのオモシロさに持っていかれちゃいましたね。






そんなわけで、あんまりウダウダ語って聞かせるよりも
いっそゲーセンあるいは家庭用ゲーム機でその間違ってるっぷりを堪能していただきたい『EkiBEN2000』です。
やわらかく言えば
「オレのremixの方がカッコいいぜ」「オレの曲の方がカッコいいぜ」なんて反応があると!
…ある意味、作った甲斐があるというものです。


そういやMC Linn、実は元合唱部出身でして、
普通に(特に中国語で)歌うぶんにはかなりの美声(注5)。
ちょっと今回は心の中で「ゴメンなさい」と手を合わせつつ
「亞州版の次回作があればMC Linnのマトモな歌声を投入したいなぁ」
「AOUショーとかで営業活動できるかなぁ…ちゅーか東京ゲームショウに乗り込むか?」
などと野望を抱いてる最中です。
せっかくだから!


…さすがにケチャドン状態じゃすまないかもしれません。








(注1)Xbox LIVE アーケード用『Galaga Legions』のサウンド製作をやってました。
  http://www.bngi-channel.jp/xbox360_live/title/galaga_legions/
  8月20日(水)から配信が始まります。
  Xbox 360ユーザー諸氏はアイマスで遊ぶついでにでも遊んでいただけると嬉しいです。
  戦い疲れたら『めっちゃ!太鼓の達人DS』でちょっと休憩(以下略)。


(注2)なぜか流暢な日本語を駆使して戦うアメリカのラッパー。
  ステージを共にする「マイブラザー」を「世間擦れ仲間」と呼ぶ言葉のセンスは
  只者じゃないです。
  「流行ってたのはマスブチ⇔LindaAI-CUE間だけじゃん」とかいうツッコミはナシで。


(注3)「Linn」とnをふたつ重ねる表記は、リズムボックスの名機Linn Drumに引っ掛けたわけですが
  製作中、誰にも気づいてもらえませんでした。


(注4)1977年のアルバム『Trans-Europa Express(ヨーロッパ特急)』。
  曲中ずーっと鳴ってる機関車の駆動音を模したサウンドは
  初期テクノポップの金字塔とでも言うべきサウンドです。


(注5)ついでに曲中、中国語部分の作詞とシャウトもMC Linn。
  コッチはそのパワフルさで一発OKでした。
  本人曰く「特にオチのフレーズは中国語圏でウケる言い回しを目指しました」
  とのこと。



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